プロローグ
◆ プロローグ
極限状態での脱出劇が、今、幕を開ける。
主人公は大学に通う青年、名前は淳平。
平凡な毎日を過ごしていた彼だったが、本人すら予期しない大いなる陰謀に巻き込まれることになった。
ある日目を覚ますと、そこは見知らぬ部屋・・・。
どうやら古ぼけた客船の一室のようだった。
そんな中、まず真っ先に目にとまったのは、扉に書き殴られた文字だった。
そこには真っ赤な塗料でこう記されていたのだった。
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閉じ込められた客室の中、ひとり呆然とたたずむ淳平・・・。
目覚める前の最後の記憶をたどると、そこにガスマスクを付けた謎の男の姿が浮かび上がった。
その人物はこう言った。
わが名は【ゼロ】・・・
これからおまえにはゲームをしてもらう。
【ノナリーゲーム】
生死をかけた運命の・・・・ゲームだ。